志摩マリンランドの現在は?2026年最新の跡地活用・再開予定の真相を徹底解説
三重県志摩市の賢島にあった志摩マリンランドは、2021年3月31日に営業を休止しました。「マンボウの泳ぐ水族館」として約51年間親しまれた施設ですが、2026年10月現在も、営業再開の日程や新施設の開業時期は公表されていません。
一方、跡地の将来については新たな動きもあります。三重県が公表した2024年度の調査資料では、近鉄グループホールディングスが主体となった「空飛ぶクルマ」の離着陸場候補地の一つとして、志摩マリンランドの駐車場が検討対象に挙がりました。ただし、これは調査段階の候補であり、開発が決定したことを意味するものではありません。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 現在の営業状況:2021年3月31日から営業休止が続いており、2026年10月時点で再開日は公表されていない。
- 休止の理由:運営会社が公式に説明した主な理由は、建物・設備の著しい老朽化と維持管理の困難さ。
- 跡地の最新動向:2024年度の三重県の調査で駐車場が空飛ぶクルマの離着陸場候補に選ばれたが、実際の整備計画は確定していない。
- 動物たちの行方:ペンギンや魚類などは複数の施設へ移送され、鳥羽水族館にも多くの生き物が引き継がれた。
【2026年最新】志摩マリンランドの現在は?営業再開の予定を確認
志摩マリンランドの現在を知るうえで、最初に押さえておきたいのは、営業休止後の公式情報です。運営元の近鉄レジャーサービスと近畿日本鉄道が2021年1月29日に発表した営業休止のお知らせでは、同年3月31日をもって営業を休止することが明らかにされました。
2026年10月時点でも、近鉄の志摩マリンランド公式ページには営業休止のお知らせが掲載されています。営業再開の日程や、新たな水族館の開業を告知する情報は確認できません。
ただし、「営業休止」という表現だけを根拠に、将来の再開が決まっていると考えるのは早計です。公式発表では、営業を休止する理由と動物の受け入れ先について説明されていますが、再開時期や再開に向けた具体的な工事計画は示されていません。
また、2026年現在の建物の状態や解体工事の完了状況についても、今回確認した公的資料からは断定できません。施設が営業していないことと、敷地内の建物がすべて撤去されたことは別の問題です。
賢島への旅行を計画している人は、志摩マリンランドを営業中の観光施設として予定に組み込まないよう注意してください。かつての展示を見学したり、館内のマンボウやペンギンに会ったりすることは、現在できません。

【閉館の経緯】営業休止の理由は設備の老朽化だった
志摩マリンランドの営業休止について、近鉄レジャーサービスと近畿日本鉄道が公表した公式発表で、理由として明確に示されたのは建物・設備の老朽化です。
「建物・設備の老朽化が著しく、これ以上の維持管理は困難であると判断したため」
これは2021年1月29日付の営業休止のお知らせに記載された説明です。水族館は、生き物を展示する水槽だけでなく、水質管理、ろ過、温度調整、給排水、電気設備など、多くの設備を継続的に稼働させる必要があります。設備の不具合は、施設の営業だけでなく、飼育する生き物の健康にも影響します。
志摩マリンランドは1970年3月18日に開業し、営業休止まで約51年間にわたって運営されました。2016年3月には施設のリニューアルも行われていますが、部分的な改修と建物全体の老朽化対策は同じではありません。
営業休止の背景を理解するうえでは、来館者数の推移も参考になります。三十三総研の2021年4月の調査資料では、1982年度の年間来館者数は約40万人だった一方、近年は15万~16万人程度にとどまり、2020年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で約10万人に落ち込む見通しだったと報告されています。
ただし、来館者数の減少と設備の老朽化は分けて考える必要があります。運営会社が公式発表で直接示した営業休止の理由は、建物・設備の老朽化と維持管理の困難さです。新型コロナウイルスの影響による来館者減少は当時の経営環境を理解する材料ですが、それだけを営業休止の直接的な理由とすることはできません。
「人気がなくなったから閉館した」という単純な説明では、施設が抱えていた問題の全体像を捉えられません。水族館の運営では、展示の魅力だけでなく、安全性を保ちながら飼育設備を維持できるかどうかも、継続の可否を左右する要素になります。
【年表で整理】志摩マリンランドの開業から営業休止、跡地検討まで
志摩マリンランドの歴史と、営業休止後に公表された動きを時系列で整理します。特に重要なのは、動物の移送と跡地活用の検討が、営業休止後にそれぞれ進められた点です。
| 時期 | 出来事 | 確認できる内容 |
|---|---|---|
| 1970年3月18日 | 開業 | 賢島に水族館が誕生。マンボウを中心とする海洋生物の展示で親しまれた。 |
| 2016年3月 | 施設をリニューアル | 営業休止の約5年前にも改修が行われていた。 |
| 2021年1月29日 | 営業休止を発表 | 建物・設備の老朽化と、維持管理の困難さを理由として公表。 |
| 2021年3月31日 | 営業休止 | 約51年間の一般来館者向け営業を終了。 |
| 2021年9~10月 | 動物の移送が進む | 鳥羽水族館などへの移送が報道され、各地の施設への引き継ぎが進んだ。 |
| 2024年度 | 跡地駐車場を調査 | 三重県の社会実装可能性調査で、空飛ぶクルマの離着陸場候補地の一つに選定。 |
| 2026年10月 | 営業再開・跡地利用の状況 | 公式サイトで営業休止が案内されている。再開日や新施設の開業日は公表されていない。 |
この年表から分かるのは、営業休止後も動物の受け入れ先の調整や跡地の活用に関する検討が行われてきた一方で、元の水族館を再開する具体的な日程は明らかになっていないことです。
なお、2024年度の調査で検討されたのは、志摩マリンランドの敷地全体を水族館として再利用する計画ではなく、主に駐車場部分を活用する可能性です。跡地全体の将来像と、駐車場部分に関する個別の調査を混同しないことが大切です。

【マンボウやペンギンはどこへ?】志摩マリンランドの動物の移送先
志摩マリンランドの営業休止に際して、多くの人が気にかけたのが、長年飼育されてきた生き物たちの行方です。運営会社は2021年1月の公式発表で、飼育している動物類について、営業休止後も飼育を続けながら複数の施設に受け入れを依頼する協議を進める方針を示していました。
その後、地域メディアの伊勢志摩経済新聞などが、実際の移送について報じています。鳥羽水族館への引き継ぎは、志摩マリンランドの生き物たちの行き先を知るうえで、具体的な記録が残る事例です。
鳥羽水族館には魚類やペンギンなどが移送された
伊勢志摩経済新聞の2021年9月23日付の報道によると、鳥羽水族館にはアメリカカブトガニなどを含む計67種1576点の生き物が、順次移送されていました。
同日には、志摩マリンランドで飼育されていたフンボルトペンギン4羽も鳥羽水族館へ移送されました。残るペンギンについても、同年10月中をめどに移送を進める予定だと報じられています。
このほか、CBCテレビの2021年9月の報道では、ネコギギやミヤコタナゴ、トウカイヨシノボリなどの希少な生き物についても、それぞれ受け入れ先への移送が予定されていることが紹介されました。具体的には、三重県内の施設や学校、三重大学の保護池、埼玉県の水族館などが行き先として取り上げられています。
マンボウの移送先は、魚種全体の受け入れ先とは分けて考える
志摩マリンランドを象徴する存在だったマンボウについては、営業休止後、関東や関西の施設に一部が移ったと、同年9月のCBCテレビの報道で当時の館長が説明しています。
一方、マンボウそれぞれの個体について、現在の飼育施設や展示状況を一括して確認できる最新の公式一覧は見当たりません。特定の水族館で現在も展示されていると断定するには、その施設側の最新情報が必要です。
志摩マリンランドで飼育されていた生き物たちの移送は、単に展示場所を変えるだけの作業ではありません。動物の種類や健康状態に応じた輸送、受け入れ先の水槽や飼育設備の確保、環境への順応などが必要になります。各施設への移送が進められたことは、営業休止後の重要な取り組みの一つでした。
【跡地活用計画の最新情報】近鉄グループが検討する空飛ぶクルマの候補地とは
志摩マリンランド跡地の将来を考えるうえで注目されるのが、三重県が公表した「令和6年度社会実装可能性調査補助金事業」の資料です。この調査は、近鉄グループホールディングスを主体申請者、中部電力を共同申請者として、志摩市エリアにおける空飛ぶクルマの離着陸場の設置可能性などを検討したものです。
調査資料では、志摩市内の複数の候補地を比較したうえで、志摩マリンランドの駐車場も有力候補地の一つとして選定されています。資料には、駐車場から近鉄賢島駅まで約160メートルという立地条件や、離着陸場を設けた場合のイメージ図も掲載されています。
ただし、ここで重要なのは、資料に明記された留保事項です。掲載されたイメージ図はケーススタディであり、実際の設置計画ではないとされています。また、同じ調査の事業者ヒアリングでは、調査時点で志摩エリアへの明確な就航意思を示す運航事業者はいないと報告されています。
したがって、「志摩マリンランド跡地に空飛ぶクルマの施設が建設される」と現段階で断定することはできません。正確には、駐車場部分が候補地として調査対象になったものの、事業化や建設が決定したわけではない、という状況です。
跡地の活用と水族館の再開は別の問題
跡地活用を検討する際には、建物をそのまま再利用するのか、駐車場など一部の土地を活用するのか、敷地全体を新しい用途に転換するのかによって、必要な調査や投資は変わります。
特に水族館の場合、既存建物を使えるかどうかだけでなく、水槽やろ過設備などの安全性、動物の飼育環境、施設全体の維持管理費を検討する必要があります。建物の老朽化が営業休止の理由だったことを踏まえると、再び水族館として運営する場合にも、設備更新を含めた判断が欠かせません。
一方、駐車場部分の別用途への活用は、従来の水族館の運営とは異なる条件で検討できます。2024年度の調査が示しているのは、そうした跡地活用の可能性を探る動きの一つです。新しい水族館やホテルなどの開業が決まったことを示す資料ではありません。
2026年10月時点で、志摩マリンランド跡地の具体的な新施設名、事業者、着工時期、完成時期を示す公式発表は確認できません。今後の動向を判断する際は、近鉄グループホールディングスの発表や三重県・志摩市の公表資料に注目する必要があります。
【誤解を整理】志摩マリンランドの閉館・解体・再開について知っておきたいこと
志摩マリンランドの現在について調べると、「閉館したのか」「営業休止なら再開するのか」「跡地の新施設は決まったのか」といった疑問が生まれます。それぞれの論点を分けて整理すると、情報の混同を避けやすくなります。
「営業休止」と発表されたから、再開が決まっているわけではない。運営会社が公表したのは営業休止の決定であり、再開の日程や具体的な再開計画ではありません。2026年10月時点でも、再開予定日は公表されていません。
「跡地が候補地に選ばれた」ことと、開発が決まったことは違う。空飛ぶクルマの離着陸場に関する調査は、候補地の条件や事業化の可能性を調べる段階のものです。実際の建設には、事業者の確保や設備整備、関係者との調整などが必要になります。
「営業していない」ことだけでは、建物の現状は判断できない。営業休止後の建物が現存するか、解体が完了したかといった情報は、営業状況とは別に確認する必要があります。公表資料で確認できない事項を、既成事実として扱うことはできません。
情報を見極める際には、近鉄グループや自治体による公式発表、調査資料、地域メディアによる移送記録を区別して読むことが大切です。調査段階の構想を開業決定と受け取らず、発表主体と資料の位置づけを確認することで、跡地の現状をより正確に把握できます。
志摩マリンランドの現在に関するよくある質問(FAQ)
Q1:志摩マリンランドは2026年現在、再開していますか?
A1:再開していません。近鉄の公式ページでは2021年3月31日をもって営業を休止したと案内されており、2026年10月時点で営業再開の日程は公表されていません。
Q2:志摩マリンランドの跡地には何ができる予定ですか?
A2:具体的な新施設の開業計画は公表されていません。三重県の2024年度の調査では、駐車場部分が空飛ぶクルマの離着陸場候補地の一つとして検討されましたが、実際の設置計画ではないと資料に明記されています。
Q3:志摩マリンランドが営業休止した本当の理由は何ですか?
A3:運営会社が公式に説明した理由は、建物・設備の著しい老朽化と、これ以上の維持管理が困難になったことです。新型コロナウイルス感染拡大による来館者数の減少も当時の背景として報じられていますが、公式発表で明示された主な理由は設備の老朽化です。
Q4:志摩マリンランドのマンボウやペンギンはどこへ移りましたか?
A4:生き物たちは複数の施設に移送されました。鳥羽水族館にはアメリカカブトガニなどを含む67種1576点の生き物が引き継がれ、フンボルトペンギンの移送も報じられています。マンボウについては関東・関西の施設への移送が報じられましたが、個体ごとの現在の飼育先を網羅した最新の公式一覧は確認できません。
まとめ:志摩マリンランドの今後は公式発表と跡地活用の進展に注目
志摩マリンランドは、1970年3月18日の開業から約51年間、マンボウをはじめとする海洋生物の展示を通じて賢島の観光を支えてきました。しかし、建物・設備の老朽化と維持管理の困難さを理由に、2021年3月31日に営業を休止しました。
2026年10月現在、営業再開の日程や新施設の開業時期は公表されていません。一方で、2024年度の三重県の調査では、近鉄グループホールディングスが主体となり、跡地の駐車場部分を空飛ぶクルマの離着陸場候補地として検討しています。ただし、これは事業化が決定した計画ではありません。
今後の動向を追ううえで大切なのは、営業再開の発表、跡地の用途決定、候補地調査の進展をそれぞれ区別して確認することです。志摩マリンランドが水族館として再び営業するのか、それとも賢島の新しい観光・交通拠点へと姿を変えるのか。その答えは、近鉄グループと関係自治体による今後の公式発表に委ねられています。 (出典: 志摩マリンランド 現在(Yahoo!ニュース))